ニッポンのC&R
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前の晩は0,5時間ほどしか睡眠をとってなかったんですが、あまりに濃い一日(1,5日か?)だっただけに、大して眠くも無くむしろ興奮気味でお世話になった桐生の中島さん宅を出発しました。

今日はもう一つの目的でもあった神流川のある上野村漁協の年券を引き取りに行くということです。愛知県のボクが群馬の上野村漁協の年券を・・・??というのは昨年秋の神流川フォーラムに参加したときにジャンケン抽選会で見事に年券引換券をゲットしてしまいました。
これって、神様が導いてくれた何かの縁だと感じずにはいられません。その時から益々上野村と神流川が好きになってしまったのでした。

先のエントリーでも書いたように、群馬県の内水面の事情は大変進んでいます。その象徴ともいえるのが上野村漁協の取り組みだと思います。C&Rが遊漁規則に盛り込まれて早数年、昨年の暫定オープンを経て今年も始まった本谷特設釣り場という素晴らしく管理された釣り場・・・。ここでいう「管理」とは、何も単純に成魚をどっさり入れて釣らせる、、というものではありません。もちろん、成魚も入ってはいますが、それは未来の野生魚をはぐくむための祖先となる魚たちです。
色々な放流形態がありますが、最も野生的なサカナをはぐくむ発眼卵放流でさえ、産卵に適した場所を人間が選定する以上、そこが必ずしも適合しているとは言えず、苦労の割りに実りが難しいというのが経験者たちの談。石徹白でも斉藤さんたちはそんな経験を経ています。
それならばいっそ、成魚を放流して産卵場所は魚たちの判断にゆだねたほうがいいのでは・・・・という発想で石徹白も進めてきました。
上野村の本谷がさらに凄いのはその成魚ヤマメが、なんと「C&R区間用」に厳選飼育されたヤマメたちなのです!!!低密度で養殖することで見た目の容姿はもちろんのこと、ヤマメたちの本能的な攻撃心とか警戒心もちゃんと発達してると聞きます。

そんな本谷は、本来完全予約制でこの日は貸切のイベントが重なってしまっていました。しかし、皆さんのお力添えのおかげで、そのイベントにドッキングさせていただきボクも本谷で釣りをするチャンスをいただきました。

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まずは、RiverWalkers巨匠のデモから始まりました。時間的に、まだ若干活性の低い状況の中、ポイントに応じた柔軟な攻め方を披露して快調に尺ヤマメを釣られてみえました。いつもながらとても勉強になります。こういうときの巨匠の一言一言をしっかり心に刻んでおくようにいつも僕は心がけています。

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そして、いよいよ参加者の皆さんもそれぞれのポイントへ散って釣り開始です。
先ほどのデモのように自分にも釣れるのだろうか・・・・と思いつつポイントへフライを打ち込んでいきますが、相変わらずのバラシや掛け損ねの連発でかなり凹みつつも何故か笑いが止まらないボクです。

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しかし、11時半ごろからでしょうか、オオクママダラカゲロウのハッチがちらほら見られるようになると一気に魚の活性が上がり、ライズも始まりました。そんな中、午前中は尺イワナも登場してくれたのですが、本谷の凄いのはこの尺イワナの悦びがかすんでしまうほど衝撃的なパワーのヤマメやイワナたちがごろごろいる、、、というところです!!!

なんてことのない普通の巻き返しでライズしていた大きな影はボクオオクマダンを吸い込んだ後に流芯の底へ一気に潜り、石と石で6Xをぶった切ってしまうのが最大のドキドキシーンでした。

午後からはオオクマのハッチは一段落したもののオナシが終日だらだらと出てくれたお陰で浅いチャラ瀬からいくつかのヤマメやイワナを引っ張り出すことができました。

このヤマメやイワナたちが未来を支えてくれる貴重な存在です。釣れたサカナたちも、釣れなかったサカナたちも含めてこんなにも「幸せだなぁ」と感じることができる釣り場はそうそう他にはありませんね。


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ご存知、神流川の世話役の練馬の住人さんです。午後からは一緒に釣り歩きました。練馬の住人さんの楽しそうな笑顔がず~っとボクの中に焼きついています。

うちの団長の口癖「楽しくなければ釣りじゃない」・・・。釣りはこうでなくちゃいけません!

『C&R区間なんてカンツリだろ?』「はいそうですが何か?」って言ってやればいいんだし
『シャク??C&R区間でつれたサカナはサイズ半分だな』には30センチのイワナを釣っても「あれれ~~15センチ釣れちゃった」って言ってやればその人が喜ぶならそれでいいじゃんね、、、と心からそう思える本谷です。

だって、カンツリだとかカンツリじゃないとかサイズがどうこうとか、そんなのはこの釣り場の前では小さな問題ですぞよ。
どのみち、こんな開発まるけの小さな島国で厳密にいえる「手付かずの大自然」なんて北海道ぐらいにしかないんじゃないの????だったらさ、自然と向き合い、自然を上手に活かしていく事を実践してる姿勢に敬意を持ちましょうぞ!C&Rなんて云々と中部の自称カリスマたちがいくらほざいたところで、上野村の取り組みはいつの日かきっと日本の指針となると僕は信じてますよ!!などなど、、、色々な思いをめぐらせながら5時の終了時間までみっちりと楽しませていただきました。

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巨匠が見守っていて、練馬の住人さんはじめ関東の釣り仲間たちが支えて、西山さんが微笑んでいる、、、、、そんな素晴らしい本谷に感謝です!

追伸:翌日は帰路に天竜川水系の某所で半日だけ釣りをして帰りました。締めはアマゴと、大きなイワナ(放流魚)のライズで二日間の修行遠征のおさらいをさせていただきました。
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by native_and_wild | 2007-05-02 20:46 | 日本のC&R
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