独り言のように書いてみました。
長文になるかもしれませんが



「どうせ来るならさ、7月イブニングがいい時においでよ」
東京に行った3吉さんから最初に聞いた話は衝撃的だった。

3吉さんは、名古屋時代に某喫茶店からのちにフライショップになった今は無き
お店で、オープンの頃に出会った良い兄貴のような存在だった。その後、大阪へ
3吉さんは転勤して、そこでも関西方面の釣り場へ連れてってもらったり、今度は
東京で、凄いところを知ったという。彼のお陰で、今の自分の基盤みたいなものも
できたといえばそうかもしれない。

そして7月のある日曜日の早朝、教授とワン公君とボクで中央高速を東へひた走った。
初めて見たその流れは朝もやに覆われて神秘的だった。ポツーンとライズしたかと思うと
うっすらと魚影が見え、そのサイズにおののいた。

まだ時間が早すぎるから・・・ということで少し上流の駐車場に車を停めた。
そこで早速準備をする。
ストレートから上流へ向かって川は左にまがる、その懐で2投目にボクのミッジ
ピューパは吸い込まれたのだった。

それが、ボクの忍野での最初の1匹。放流されて間もないような山女だったけれど
周りのロケーション、遠くへ釣りに来ているという躍動感みたいなもので随分
感激した。

それからのその日の釣りのことは何故かあまり覚えていない。
覚えているのはローストビーフサンドと、今は無き富士急ホテル前の駐車場に
あったフィッシャーマンズズテラスのカレーライスの味と、雑誌で見た著名なフライフィッシャーが昼間にゴミ袋を片手に歩かれていたその姿だけが鮮明に今でも焼きついている。

そうだ、思い出した。3吉さんに連れて行かれた、金田一別荘跡の少し上流で
当時は藻がびっしりの流れに大きなテレストリアルを言われるままに流していたら
大きなニジマスが藻のポケットからガボッ!と襲ったんだった。もちろんびっくりアワセで
掛けられずだったけれど。


あれから何年経ったかな???
ある年には年券まで買って月イチであの流れに通ったっけ。あんな風に通ったお陰で
凄く色々なことを吸収できたような気がするなぁ・・・・。

クロマダラの季節、早朝のダンの時刻には現地へたどり着けず、残念だったけど3時過ぎの自衛隊橋下流で、突然ライズが急激に増えて、クロマダラのスピナーで爆った。流下にフライを合わせると、こうも反応が違うのか・・・という経験をあの時初めてした。

お盆休みの真昼間、テニスコート裏の対岸バンクの湧き水の出ている流れで立て続けに
尺ヤマメを3本(うちヒレピンは1本だけでしたが・・・)も釣っちゃったこともあった。

でも、何よりも忍野で感じたのは、そのゆるやかに流れる時間みたいなもの。
放流魚がかなりの割合を占めるものの、サカナは沢山いて、ライズもあって、だからなのか
こっちの釣り上がりのように、やれ先行者だの、頭打ちだの、、、と目を三角形にとんがらせなくても、来てる釣り人の方たちの、本当に楽しそうな顔。
見ず知らずの隣の方とライズ待ちしてて、ついつい話が盛り上がる、、、なんて経験、忍野以外でしたことなかったし。
前出の著名フライマンの方のように、釣り場のことを凄く大事にされてるんだなぁ・・と感じる
光景も目にして、釣り場近くのショップに行けば、変な敷居の高さも無く、アドバイスをくれる。
釣り場を盛り上げるってこういうことなんだろうなと悟ったのも、ここ忍野だった。

サカナ釣りなんだから、釣れないより釣れたほうがいいのだし、できれば大きな魚も釣りたいと願うんだけど、それだけが総てじゃない。な~んて今更ありきたりな言葉しか出ないけど、ホントのホントにそれを理解できたのは、この流れだったような・・・。

今年は、「とある川」が縁で知り合えた仲間と久しぶりに忍野へ出かけた。
「とある川」も忍野に負けていないと自負しているし、いえいえ中部で唯一、それなりにあちこちで釣りをしてきたつもりの僕達ですが、それでも唯一、全国の友人に胸を張って紹介できる流れなのだけど、でもだからこそ(ボクのルーツ?ではないにしても)僕の続けてきた釣りにとっては
結構、衝撃的だったここの釣り場を仲間たちに見て欲しかった。

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さてさて、あの流れはどう写ったのでしょう??
確かに、放流魚が多いし、護岸あるし、藻が減っちゃったし、「やっすいカンツリ」的な一面も否定はできないかもしれない。でも、捉え方一つでそんなこと払拭できるはず。そんな事もちゃんとわかってる仲間なので、きっと気に入ってもらえたかな??

また行きましょう!
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by native_and_wild | 2007-04-07 01:29 | フライフィッシングの話
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